これでいいのか子供の教育!

越後湯沢の温泉に行ってきました。私は温泉が好きで、サウナもあるところなら2時間くらい風呂に入り、日ごろの疲れを癒します。

ここのところ料金が高いためか外国人が少なく静かだなと目をつぶって温泉に浸かっていると、どかどかと日本人の親子数組が走って露天風呂に近づいてきました。嫌な予感はしましたが、まさか人が入っているのだからと油断していたら、私の横から温泉に子供数人がダイブ!! 思いっきりお湯が降ってきました。

子供たちは何事もなかったかのようにその後も騒ぎまくり、親は友人同士なのか、人に迷惑を掛けているのも全く気にせず大声で話に熱中。自分たちの会話が邪魔されると「うるさいからあっちでやれ!」と子供たちを追いやっていました。

私の事務所は都営地下鉄の駅に近く、都内への移動はほとんどこの地下鉄を利用します。ある日私が電車の席に座ると、前の席に母親と幼稚園くらいの子供、そしてお年寄りの女性が座っていました。

最初はよかったのですが、子供が飽きてきたのか靴のまま席に上り始めました。しばらくすると隣のお年寄りの女性が「靴のまま上がったらダメだよ」と優しく注意をしました。するとその母親は「おばあちゃんが嫌だと言っているから下りなさい!」と言ったのです。

それぞれの親に共通しているのが、「何故それをやってはいけないのか?」という認識(常識)が親自身にない、ということです。その教育(?)を受けた子供はどんな親になるのか……。

いつの時代も子供は常識も何も知らないまま行動します。そんな子供にその時代時代の差はあるかも知れませんが、常識を教育するのは親を中心とした大人の役目です。今の時代、他人の子供を注意すると大きなトラブルとなってしまうため(私も含めて)見て見ぬふりをせざるを得ない状況です。

自分の子供だけでも「人様に迷惑を掛けない教育」をしなければならないと実感する出来事でした。