本当に正しい情報なのか?

 毎年この時期になると夏のボーナスについての情報がテレビやインターネットで流されます。中小企業の社長はこれらの情報が流されるたびにやるせない気持ちにさせられます。

 その内容は、「今夏のボーナスは企業平均90万円です」や「昨年と比べて40%以上の会社がボーナスをアップします」などさまざまですが、よく見ると「対象は上場企業200社」や「上場企業、中小企業、中小零細企業300社」などと補記されています。「なんだこれは?」という首をかしげてしまう記述が、それこそ生命保険の約款のように一番最後に小さく載っています。

 日本全体の実働企業数からすると0.01%などのレベル、しかもアンケートに答えた上場企業の情報を、あたかも日本全体の平均のように報道するメディアに対して私の疑問は強まるばかりです。

 私どもの経験や実際の情報収集では、そもそもボーナスを出している会社は全体の60%前後、平均額は25万円前後です。

 この差はいったい何故生じたのでしょうか?

 情報は正しく理解し運用すれば大きな力となりますが、誤った情報は混乱を招きます。

 情報を正しく見る目を養わなければならないと日々実感しています。