欲の正当化・追求

 今の日本社会は「成果を出した人が報われない」状態にあると思います。

 私は「頑張る」という言葉が嫌いで、「当たり前に勉強や仕事をして成果を出せ」と言ってきました。何故なら「頑張る」は主観であり、成果は客観であるからです。

 私は「ただ頑張った人」ではなく「成果を出すために頑張った人」が報われるような組織を目指します。

 私も含めて皆さんに求めるのは「欲の正当化・追求」です。

 人間は自律神経以外のほとんど全ての行動が主体的な脳の活動によって行なわれていると言われています。その主体的な部分の多くは「欲」によって作られているのではないかと私は実感しています。

 日本人は何故か「儲け」や「欲」という言葉に否定的な反応をし、悪い言葉のように捉えます。

 否定的な捉え方をする人は「欲」がない人間なのでしょうか? そんな人が言うことをよくよく聞いていると、「今日は頑張ったからご褒美に○○を食べる」や「家族旅行をしたい」、「ペットを飼いたい」、「子供に良い教育をしたい」など、私から見れば「欲」の丸出しです。

 であれば、「欲」を否定するのではなく、「人生の原動力」とする方がよほど人間らしいのではありませんか。

 人間の行動原理は「実感」することです。「欲」をより実感できた人間が成果を出すことで多くの「欲」を満たすことができ、楽しい人生を送ることができます。

 みんなで「欲」を追求していきましょう!